無題ドキュメント
青森県の基地調査に京都から行きました。
7月12日から3日間、青森県つがる市にある米軍Xバンドレーダー基地の調査を中心に、むつ市にある海上自衛隊大湊基地、そして米軍三沢基地などを見てきました。2013年2月の日米首脳会談による合意が発表され、「ミサイル防衛」のための早期警戒レーダーの二基目を京都府京丹後市にある航空自衛隊経ヶ岬分屯基地におくという内容が報道されました。青森県つがる市にある航空自衛隊車力分屯基地に2006年6月、一基目のXバンドレーダーが持ち込まれています。「全国で133番目の米軍基地が京都につくられる」と計画地の住民をはじめ、平和・民主団体が計画撤回をもとめて立ち上がりました。
今回の調査行動は京都平和委員会単独の企画ですが、今後、京都のメンバーが青森に行くことを含め、情報交換・交流ができる道筋ができたので、京丹後への「新たな米軍レーダー基地」計画の撤回に力を合わせられると思います。また、京都の舞鶴で1945年8月24日3,725名の朝鮮人労働者とその家族を乗せたまま、アメリカ軍が敷設した機雷に触れて沈没し、乗員25名(戦死扱い)と便乗者524名の死者をだした浮島丸事件との関連で大湊とのつながりもできました。
現在、京丹後では米軍レーダー基地建設にむけた工事が着々とすすめられ、米軍の姿を街で見かけることが多くなりました。2014年内に運用を開始する計画ですが、住民が求める「安全・安心の確保」は防衛省の無責任な対応で置き去りにされたままです。沖縄・辺野古への新基地建設とともに住民を無視した国の姿勢をゆるすことはできません。京都・青森・沖縄をはじめ全国で「新たな米軍基地」をつくらせない、安保条約をなくしていく、そういう運動を大きくしていくことが求められています。(京都平和委員会事務局長 片岡)
|
|
大湊にたてられた浮島丸出港の地を示す祈念碑 |
陸軍「車力通信所」にある写真撮影禁止の看板 |