比布町 遠藤春子
この度は大変お世話になりました。初めての団体旅行へ行きましたが、満足のいく内容でした。実は同じ期間に大事なことが入っていたもので、旅行にいくのが気が引けたところもありました。しかし、夫婦二人三脚で活動している中、私は見聞を広める視察が多々ありますが、いつも夫を留守番させています。「今の政治状況から、学べて、活動に生かせる所はどこか」を考え沖縄の平和を考え学ぶツアーに参加しました。
初めて会う方々ばかりのツアーでしたが、時間が経つに連れ慣れて来て、夫婦3組が「ペンションま-みな」で奥様同志が一晩過ごしたのも思い出深いです。
一番心に残ったのは、基地もありましたが、世界遺産「今帰仁城跡」です。2億年以上前の石灰岩が隆起して残っているのを見た時です。アンモナイトが証明されていました。(もっと貝の巻きがはっきりしてたら・・・)
中生代三畳紀の石
以前は古生代石灰岩ということで教わったのですが、それよりはもう少し若い中生代三畳紀の石灰岩らしいと教わった気がします。それでも2億年以上前の石灰岩です。今帰仁層という地層の特徴として、岩を割ったときに、やや四角い形になるそうです。この層からはアンモナイトの化石も出てきたりします。
もう一つは辺野古の埋め立て抗議行動に参加したことです。その後に赤旗に載ったのは集中行動が16日に250人余りが参加したと報道されていました。写真入りです。4列もが座り込んでいます。私たちが行った14日は50人位だったでしょうか。現地の人は毎日工事車両の出入り口で「辺野古新基地NO」「違法工事は中止せよ」「我々はあきらめない」などのプラカードを持ち、行動していますが、14日は私たち平和を考えるツアーの人も一緒に行動を起こしました。素晴らしい事です。「自分の出来る行動の表現で」は強制ではない選択ができた事も・・・。
添乗員の青木さんのキビキビとした説明や指示に感嘆を覚え、現地説明の方々の心のこもったお話から学ぶことも出来ました。15人の少人数のツアーではあっても80才以上の人から多少足の不自由な人までをまとめるのは大変だったと思います。お疲れ様でした。
私たち夫婦も翌日から通常の活動に戻りました。
日米安保署名60年になる前に、玉城デニー知事が記者会見で「沖縄に基地が集中しているのは異常だ」と述べられ、日本の国土の約0.6%の沖縄に、米軍専用施設面積の約70.6%が集中している。基地負担の有り方について「日本全体で考えるべき」と。
それでは、日本全国の訓練を容認しているような発言ではないかと思います。日米安保を友好条約にし、「米軍基地はいらない」の声を上げていかなくてはならないと思います。現に北海道の上空をオスプレイの飛行訓練を行う報道もあるからです。沖縄だけの基地の問題ではなく日米安保条約を必要とするかどうかまで考えを及ぼしていく必要があると思います。
今後も地元の活動での課題にも取り組みながら平和を考えていきたいと思います。
以上
感想文
小樽市 吉田まゆみ
戦跡、基地、辺野古・・・心身共にとてもハードな4泊5日。平和ガイドさんの説明で気づかされることが多くありました。「軍のあるところが攻撃される。秋田はイージス・アショア反対でなくなったけど、沖縄はなくならない。何が違うのですか?教えてください。」と。
戦争は終わっていない。沖縄の叫びを聞いた気がします。
沖縄で起きていることは日本で起きていることが凝縮されているように思います。